ハーネスが抜けた!お散歩の途中でピューっと走り去ってしまったミニピンりゅう
ミニチュアピンシャーのりゅうは犬が大っ嫌いです。
お散歩のときに、どこかのワンコが前を歩いていると、必ず等間隔をキープするほどなんですよ。前にいるワンコが立ち止まれば自分も立ち止まり、歩き出すと距離をキープしたまま歩くという。
ある日のお散歩中のことです。
大きい犬が突然、りゅうに近寄ってきました!大変だ!一大事です!
怖いのとビックリしたのとで、りゅうはピョーンと変な姿勢で飛び上がりました。
そうしたら、なんと、ハーネスがするりと抜けてしまったのです……。
ハーネスが抜けた
ハーネスのベルトは、上の写真のように首、胸、背中に回してあります。
首輪だと、首への負担が大きくてかわいそうだと思ってハーネスを使うようになりました。
何かの拍子に首輪がスポンと抜けてしまったことはあったのですが、まさか、胸にも背中にもベルトがあるハーネスが抜けることがあるとは思いもしませんでした。
全速力で疾走
急に近づいてきた大きな犬に驚いたりゅうは、ハーネスを脱ぎ捨てて、全速力でピューッと前方に疾走していきました。
みるみるうちに、姿が小さくなっていきます。
「えらいこっちゃ!!!」
人間が必死で走ったところで、全力で疾走している犬に追いつくはずがありません。
大声で名前を呼ぶ
さあ、どうする、どうする!?
とっさに、大声で叫びました。「りゅうーっ!!!」と。
すると、ハッ!と我に返ったのか、りゅは一瞬、立ち止まりました。そして、クルッと向きを変えて、こちらに走ってきます。
速い速い。逃げ足も速かったけど、飼い主に向かって走ってくるスピードもかなりのものです。
アッという間に、母の腕の中へ。
「あぁ、よかった~。どうなることかと思ったわ、ほんま」
来いのしつけ
こういうときのために、愛犬が幼いうちから「来い」のしつけをしておいたほうがいいですよ。
何か非常事態が起こったときでも、名前を呼べば飼い主のほうに走ってくるようにしつけておくと安心です。
りゅうの場合は、無我夢中で逃げている真っ最中でも、母の声が耳に入ったのが幸いでした。叫んだのが私だったら、帰ってこなかったかも……。想像しただけでもゾッとします。万が一、車にでもひかれたらと思うと。
トイプーのクッキーちゃんなら、確実に私の元へ走ってきてくれますけどね(笑)
これは100%、自信あります。飼い犬よりもよそのワンコのほうがなついてくれているという、ね。
トイプーのクッキーちゃんもハーネスが脱げた
実は、ミニピンのりゅうだけでなく、トイプードルのクッキーちゃんもハーネスが脱げてしまったことがあるんです。
その日、クッキーちゃんは陽が落ちて、暗くなってからお散歩していました。はしゃいでいたのか、簡単にハーネスが脱げてしまいました。開放されて、自由に走り回るクッキーちゃん。
その日に限って、ピカピカ光るライトをつけていなかったんですって。夜のお散歩のときに首輪などにつけて、「ここに犬がいますよ」と知らせるためのライトですね。
トイプードルはちっちゃいので、暗いと自転車に乗っている人からは見えにくいです。誤って、自転車にぶつかりでもしたら大変です。
クッキーちゃんの飼い主さんは、かなり焦りました!
幸い、遠くへ走り去ることもなく、クッキーちゃんは戻ってきました。
トイプードルがカバに食べられる夢
その日の夜、クッキーちゃんの飼い主さんは怖い夢を見ました。
口をガバッと開けたカバにクッキーちゃんが食べられそうになるという、恐ろしい夢です。
「クッキーッ!!!」と大声で叫んだところで目が覚めたとか。
あ~、コワイコワイ。ハーネスが抜けたことが、余程ショックだったのでしょうね。こんな夢をみるなんて。
最後に
首輪と違って、ハーネスは抜けないものだと思い込んでいましたが、まったくそうではありませんでした。
ミニピンのりゅうもトイプーのクッキーちゃんも、無理に脱ごうと思ってハーネスを外したわけではありません。どちらの場合も、一瞬にして抜けてしまいました。
ですので、お散歩中は決して油断せずに、ワンコの様子を見ていてあげてくださいね。「来い」のしつけができていない愛犬は特に。走り去って、車にドーン!なんてことにでもなったら、後悔してもしきれませんから。