犬の爪切りはギロチンタイプが使いやすい
犬の爪って、結構すぐに伸びるものです。ミニチュアピンシャーのりゅうの爪を見ながら、「いつの間に、こんなに伸びたん?」と思うことがよくありました。
長く伸びて、カーブしている爪をそのままにしておくのは危ないですよ。一緒に遊んだり、はしゃいだりしているときに、人間の手や顔を傷つけてしまうことがあります。犬が爪をどこかにひっかけて、折れてしまうこともあり得ます。
ミニピンのりゅうの爪が布のほつれた糸にひっかかってしまったことがありました。りゅうは「キャン」といいながら、困った顔をしていました。外そうとして、布をブンブン振り回しながら。
愛犬の爪は定期的にお手入れする必要があるわけですけれど、自分で切るのが苦手な飼い主さんもいらっしゃいますね。
我が家もそうですよ。うちはしつけがまったくできていなかったので、苦手というレベルではなく、噛みつかれて血を流すハメになります……。
爪切りを嫌がる犬
うちのミニピンのように、しつけをきちんとしなかった犬は、おとなしく爪を切らせてくれません。爪切りが目に入っただけで警戒して、鼻にシワを寄せて威嚇します。
しつけができているおとなしいワンコでも、爪を切られるのを嫌がることがありますよね。これは、過去に爪のお手入れをしているときに嫌な思いをした可能性が高いです。
例えば、切れにくい爪きりで力を入れて切ったために、愛犬が痛みを感じていたとかね。パチンパチンという刺激は、身体が小さいワンコには負担になることがあるんです。
ペットショップに連れて行く
愛犬が爪を切らせてくれない場合だけでなく、飼い主さんが怖くてワンコの爪を切ることができない場合もありますね。
トイプードルのクッキーちゃんの場合は両方かなぁ。飼い主さんは、「怖くて自分ではできない」と話していらっしゃいました。もしも、飼い主さんが怖がっていなくても、おてんばなクッキーちゃんの爪を自宅で切るのは難しそう……。
クッキーちゃんも、噛みつき犬ですしね。
我が家のりゅうやクッキーちゃんみたいなワンコは、ペットショップなどでお手入れしてもらうことになります。
りゅうは、最初は近所のペットショップで切ってもらっていました。料金は800円なり。ちょっと高い感じがしますねぇ。
その後、お世話になっている動物病院でお手入れしてもらえることを知り、動物病院に行ったついでに切ってもらうようにしていました。こちらの料金は500円です。
クッキーちゃんはトイプードルなので、ミニピンのりゅうと違って定期的にカットをしに行きます。そのときに爪のお手入れもしてもらっているそうです。
爪切りに失敗して出血した
先に書いたように、りゅうの爪はペットショップか病院でお手入れしてもらっていたわけですけれど、たまに失敗して出血することがありました。
「プロなのに……もうちょっと気をつけてよ……」と思ったものです。
かわいそうじゃないですかぁ。ちっこいワンコに痛い思いをさせたら。
でね、血が出たときにどうするかなんですけど。パパッと止血用の粉をつけて、ハイ終わりです。
深爪
ミニチュアピンシャーの爪は黒いです。こんな風に。ちょっと見えにくくて、ごめんなさい。
最初に載せた写真のように、爪の色が薄いワンコと比べて、黒い爪のワンコは深爪になりやすいんですって。どこまで切ってもいいのかが、わかりにくいんですね。
確かに、「こんなに短くなってるやん、切りすぎちゃうのん?」って思ったことが何度もありました。
ちなみに、トイプードルのクッキーちゃんも黒い爪です。毛色はレッドなのにね。
ギロチンタイプの爪切り
愛犬の爪を自分で切る場合、道具には妥協しないほうがよいようです。
安いからといって切れにくい道具を使ってしまうと、愛犬に負担がかかることがあるんですね。一度でも痛い思いをすると、爪のお手入れをするのを嫌がるようになってしまいかねません。
ギロチンタイプの爪切りは、普通のものと違って切れ味がいいんですって。普通のはパチンパチンという感じですが、ギロチンタイプはサクッ、スパッという感じ。
普通タイプだと、パチンと音がしますし、力を入れる必要があります。切るときの振動が愛犬にも伝わります。
その点、ギロチンタイプは音がしないし、力もほとんど必要ありません。
「今まで嫌がっていたワンコがおとなしくお手入れさせてくれた」とおっしゃる飼い主さんがたくさんいます。愛犬への負担も少ないんでしょうね。
トリマーさんにも好評
ギロチンタイプのなかでも、藤田のものが高品質で評判がいいです。藤田のギロチンタイプは、プロのトリマーさんたちが愛用している道具なんですよ。
かわいい愛犬に痛い思いをさせないように、道具はいいものを選びたいですね。
上手な爪切りの方法
ではここで、上手に爪のお手入れをする方法をご紹介しておきますね。
- 愛犬の足を手にとる。
- 爪を出す。
- 一度に切ってしまわずに、少しずつカットしていく。(ここ重要です!)
- 深爪にならないように注意しながら、適度な長さにカットする。
- ヤスリで角をとる。
失敗して出血してしまったときのために、止血剤を用意しておくと安心です。
お手入れの頻度
爪のお手入れの頻度は、よく歩く犬かどうかによっても違ってきます。
舗装された道路を長い時間歩く犬は、爪が道路で削られるので、お手入れの頻度が少なくなります。あまりお散歩をしない犬や土の上を歩く機会が多いワンコなら、お手入れの頻度が多くなります。
マメに愛犬の足をチェックしてあげてくださいね。
チワワちゃんや幼犬など、ちっちゃいワンコの場合は、ヤスリで研ぐだけのお手入れでもOKです。