ミニピンがくれたトイプードルとのご縁

虹の橋に旅立ったミニピンのりゅうがトイプードルのクッキーちゃんとのご縁をつないでくれました。

犬が鶏の骨を食べてしまった!

骨つきの鶏のから揚げを食べたあとの骨ね、ってこれが大好きなんですよね。

そりゃあ、おいしいでしょう。味はついてるし、カラッと揚げてあるし。食欲をそそる匂いがするのか、我が家の愛犬たちも近所のワンコたちも、鶏の骨には目がないみたいです。

我が家で初めて飼ったのは、雑種のごん太です。中型犬です。

こんなワンコですよ。

雑種犬のごん太の絵

「写真ちゃうやんかー!」

ハイ、絵ですね。ごめんなさい。ごん太の写真は、あまり撮っていなかったので、ブログに載せられるようなものがほとんどないんです……。

ごん太は中型犬だけに、歯も大きくてしっかりしていました。

「バリバリバリッ!」と、ものスゴイ音をたてて鶏の骨を食べていましたよ。犬の歯と顎の頑丈さに驚愕しつつ、眺めていたものです。

犬に鶏の骨を与えてはいけない

ごん太を飼っていた当時は、犬に食べさせてはいけないものについての情報をほとんど知らなかったんです。ネギの類がダメというくらいしか。

それで、から揚げを食べた後の骨をごん太に食べさせていたんです。それはもう、嬉しそうにバリバリ食べていましたよ。こういうのね。

骨つきの鶏のから揚げ

いつ頃だったかな。鶏の骨を与えてはいけないと知ったのは。

「えーっ!?そうなん???」と焦りました。散々、与えていましたから。

縦に裂ける

なぜ、犬に鶏肉の骨を与えてはいけないのかというと、縦に裂けて、内臓を傷つけるリスクがあるからなんですよね。

ごん太の場合は、丈夫なごっつい歯でバリバリッと噛み砕いて食べていたので、胃や腸が傷つくということはなかったようです。

具合が悪くなることは一度もなかったですし、血便が出ることもありませんでしたから。

トイプードルの場合

トイプードルのような小型犬の場合は要注意です。

ごん太のように、バリバリと噛み砕くことができないかもしれないですし、中途半端な大きさの骨を飲み込んでしまうと、内臓に傷がついてしまう可能性が高いです。

実際、近所のトイプードルちゃん(クッキーちゃんではありません)が鶏肉の骨を食べてしまったことがあるそうです。

ケンタッキーフライドチキンの食べかすだったそうなんですけど。目を離したすきに、ゴミ箱に捨てていたのを拾ってきて食べちゃったんですって。

それで、どうなったかといいますと……。血便が出たそうです。

トイプードルは、身体が小さいですものね。骨の尖った部分が内蔵のどこかを傷つけてしまったのでしょう。

幸い、血便だけで済んだそうですけど、変に刺さって取れなくなってしまったりでもしたら、大変な事態になりかねません。

中型犬や大型犬とは違って、小型犬を飼っている家庭では、鶏の骨の処分に十分に気を配る必要があります。

頭のいい犬にとっては、人間の目を盗んでゴミ箱をあさるなんてこと、お茶の子さいさいですからねぇ。

ミニチュアピンシャーのりゅうの場合

ミニピンのりゅうは盗み食いが大得意だったので、それはもう、大変でしたよ。人間の脇の間から、シュッと早業で食べ物を盗み取るなんてことは、お手のもの。

幼犬のときに甘やかしすぎて、しつけが全然できなかったことを、しょっちゅう後悔していました。

ミニチュアピンシャーも身体が小さいので、鶏の骨にはかなり注意していました。それでも、ササッと取られてしまったことがあります。

りゅうは獲得した骨をものすごい形相で噛み砕いていましたけど、見ている人間たちはヒヤヒヤものでした。その後、数日間は、便の様子を念入りにチェックしたりしてね。

そのときは何事もなく、元気なままでホッとしました。

りゅうの頭のよさと瞬発力のスゴさを思い知らされてからは、我が家では骨つきの鶏肉は一切食べないようにしました。

ケンタッキーフライドチキンが食べたいときは、「骨なし」を注文していましたよ。ほんとは、骨つきのほうがおいしいんだけどね。りゅうのためだから、仕方がありません。

鶏肉のアレルギー

犬は骨も好きだけど、鶏肉も好きですよね。

りゅうのための手作りの食事に鶏肉を使うことが多かったんですけど、獣医さんのお話では、鶏肉ばかりを与えていると、アレルギー症状が出る場合があるようです。

なので、他の種類のお肉やお魚などをローテーションして与えるほうがいいとのことでした。

一度アレルギー症状が出てしまうと、後々、厄介ですからね。愛犬に鶏肉を食べさせている方は、時々、違う種類のメニューに変えてあげたほうがよさそうです。