ミニピンがくれたトイプードルとのご縁

虹の橋に旅立ったミニピンのりゅうがトイプードルのクッキーちゃんとのご縁をつないでくれました。

トイプードルは毛色によって性格が違いますが【小型犬】の中では一番頭がいいんです

トイプードルって、ぬいぐるみみたいなキュートな見た目が人気の理由だと思うんですけど、かわいらしさだけではなくて、頭がいいというすばらしい特徴を持っている犬でもあります。

我が家で飼っていたミニチュアピンシャーも頭がいいことで知られているのですが、トイプードルちゃんには負けました。

なんてったって、すべての小型犬の中で、一番賢いんですものね。でも、ミニピンも賢いよ。(しつこい)

さて、頭のよさでは太鼓判を押されているトイプードルですが、いろんな種類の毛色の子がいますね。毛色によってそれぞれ性格が違うので、飼いやすい色とそうではない色が出てきます。

まずは、どの毛色の子にも共通する基本的な特質から挙げていきますよ。

レッドのトイプードル

トイプードルの性質

どの色の子も、基本的に明るくて活発です。見た目から、おっとりしていて手がかからない犬だと考えている人はたくさんいらっしゃるようですが、ちょっと違いますね。

明るくて活発だということは、チャカチャカしているということでもありますよ。クッキーちゃんと頻繁に接するようになってから、ずっと観察しているのですが、とにかく、よく動き回っています。

好奇心が旺盛という特徴も大いにあると感じています。通りすがりの犬はもちろん、人や車、自転車にもイチイチ反応していますよ。キョロッキョロッとあちこちに首を動かしたり、首を長~く伸ばして遠くを見たり。

ほんと、見ていて飽きないくらいに、楽しい子です。

運動能力が高い

運動神経がいいので、運動能力が高いというカッコいい特徴を持っている犬種でもあります。

プードルって、そのかわいらしくて優雅な外見からは想像しづらいのですが、実は、猟犬ですからね。小型化されたトイプードルも運動神経がとってもいいのです。

頭がいい

プードルは全犬種の中で二番目にIQが高いんです。IQつまり、知能指数が高いということですね。

私は、「犬のIQ(知能指数)って、いったいどうやって測定するの?」って思ってしまいました。まさか、鉛筆を持って問題を解いていくわけでもあるまいし。

犬のIQは、主にどう行動するかで判断されているようですね。例えば、飼い主に服従して指示に従うことができるかどうかや問題が起こったときにどう判断して、どんな風に動くかなどです。

犬種によって、IQにはかなり差があるとのことです。何度教えても覚えが悪い犬もいるみたいですよ。IQが高い犬たちは、人間の役に立つ仕事を与えられていることが多いですね。

お利口なのはメリットだけではない

お利口さんだというのは、メリットだと思いますよね、普通は。

でもそれは、幼犬のうちにしっかりしつけをして、飼い主としての立場をハッキリと示すことができている場合の話です。

しつけに失敗して、犬に優越感を与えてしまったら、もう大変。

頭がいいだけに、人間と駆け引きしたりしますし、ずる賢くなったりもします。

毛色による性格の違い

では、毛色によって、どんな特徴があるのかを見ていきますね。

ブラック

ブラックのトイプードル

photo credit: toypoodle -hdr- via photopin (license)

 

まずは、一番飼いやすい色からご紹介します。ブラックです。

ブラックは、あまり見かけないですね。私は一度だけ、お散歩しているところを見たことがあります。

あまり見かけませんけど、ブラックってかなりすごいんですよ。

トイプードルの中でも一番賢いとされているんですから。ということは、トップ・オブ・小型犬。小型犬の中で一番頭がいいということになります。

そして、運動能力も他の色と比べて一番高いといわれています。

さらにさらに、服従心が強いので、飼いやすいという利点があるのです。性格が安定していて、落ち着きがあるというもの飼いやすさにつながりますね。他の毛色と比べると、大人っぽい印象です。

これだけ優れた特徴がそろっている犬って、なかなかいないんじゃないかなぁ。

ホワイト

耳にリボンをつけているホワイトのトイプードル

ホワイトは、おしゃれなカットをしている子が多いですよね。

前に、ホワイトのトイプードルが3匹、車に乗っているのを見たことがあります。どの子も気品あふれる雰囲気のカットが施されていて、真っ白でとってもきれいだったので、強く心に残っています。

リボンなどの飾りが一番似合う色ですよね。

そのとき、私はクッキーちゃんを抱いていたので、美しい3匹の飼い主さんと車の窓越しに笑い合っていました。3匹とも、車の中でおとなしくしていたのが印象的でした。運転の邪魔をしたりはしないのですね。

ホワイトもブラック同様、服従心が強く、安定した性格なので飼いやすい色です。ブラックと違うのは、甘えん坊さんだということです。真っ白のかわいい子に甘えられたら、メロメロになっちゃいそうですねぇ。

運動能力はブラックには劣ります。といっても、トイプードルですから、運動能力が高いことには変わりありません。

ブラウンとシルバー

ブラウンのトイプードル

首をかしげているシルバーのトイプードル

ブラウンシルバーは性格が似ています。

どちらも独立心が旺盛です。独立心が旺盛ということはですねぇ、言い換えると、協調性に欠けるということになります。

わが道を行くというイメージですね。こ~んな、かわいい姿で一匹狼のように。渋いじゃないか!

ですので、飼い主の言うことをちゃんと聞くようにさせるためには、根気よくしつけを続ける必要があります。きちんとしつけをしさえすれば、問題ないです。飼い主に従順な一面も持ち合わせていますので。

多頭飼いするなら特に、しつけをしっかりしておかないとね。

レッドとアプリコット

やんちゃな表情をしているアプリコットのトイプードル

レッドとアプリコットは人気が高い色ですね。テディベアのような愛らしい姿が人気の理由なのかな。

この2種類も性質がよく似ています。

ちなみに、私が仲良くしてもらっているクッキーちゃんはレッドです。

レッドやアプリコットは、よく言えば活発。別の表現だと、やんちゃとかおてんばさんです。

クッキーちゃんも、男の子かと思うくらいにおてんばさんなんです。上の写真のワンコの表情を見てください。まさに、こんなイメージです。何か考えてそうでしょ。

レッドやアプリコットを飼いたい方は、早いうちにしっかりとしつけをしておくことが肝心です。この子たちはブラックやホワイトとは違って、飼い主さんに対する服従心や協調性に劣ります。

クッキーちゃんの飼い主さんね、ちょっと大変みたいなんです。クッキーちゃんが5、6ヶ月くらいのときから、「そろそろ、しつけをしないとね~」とおっしゃっていましたけれど、教室に通ったり、しつけのプロに依頼したわけでもなく。

いつだったか、クッキーちゃんに本気で噛みつかれて、手に怪我をされたことがあるんです。噛みつくのは、うちのりゅうも同じでした。私も母も、何度も血を流しています。母にいたっては、病院で診てもらったこともあるくらいですから。

クッキーちゃんは自己主張も強いみたいですね。わがままを通そうとするというのかな。忙しいときでも、「抱っこ抱っこ」とせがんだり。「お散歩行こっ!」と言って、後ろからドンッと体当たりしたり。

そして、よく吠えるそうです。家の中ではね。私や母の前ではめったに吠えませんけど。

レッドやアプリコットは人気の色ですけれど、特にしつけが重要な毛色だということを知っておいたほうがいいかもしれません。

個性にもよる

ブラックやホワイトは比較的落ち着いた性格なので飼いやすく、ブラウンとシルバー、人気のレッドやアプリコットはしつけが肝心といえます。

ですが、これは一般的な話であって、もちろん、すべてのトイプードルがこの説に当てはまるというわけではありません。

人間の一人ひとりに個性があるように、犬にも個体差というものがあります。

クッキーちゃんの飼い主さんは、前にアプリコットを飼っていらっしゃいました。その子は、おとなしくて、噛みついたことなど一度もなかったそうです。

なので、初めてクッキーちゃんが反抗的な態度を見せたときは、かなりショックを受けたと話してくださいました。

そのアプリコットちゃんは成犬になってから引き取った子なので、前の飼い主さんがしつけをきちんとしていたのかもしれませんけれど。

トイプードルのように知能の高い犬は、しつけを怠ると、してやられますよ(笑)我が家の人間たちが、ちっこいミニピンにしてやられっぱなしだったように。

クッキーちゃん、桃の節句にいたずらぶりを発揮しちゃってま~す。