ミニピンがくれたトイプードルとのご縁

虹の橋に旅立ったミニピンのりゅうがトイプードルのクッキーちゃんとのご縁をつないでくれました。

犬の命日に供える花は愛犬に似合うかわいらしい色合いで

8月下旬、夏が終わろうとする頃に、愛犬のりゅうが旅立ちました。

早いもので、今年で4回目の夏が過ぎました。あの日のことは、今でも詳細に覚えています。

もう、助からないかもしれないという状態のりゅうを、連日、病院まで抱えて通っていました。大きなバッグにそっとりゅうを入れて、私の顔と向かい合わせになるようにして。

最後の日もそうでした。

前の晩、何か嫌な予感でもしたのか、動物病院の院長先生が我が家に電話をくださったのです。「何かあったら、診療時間の前でもいいですから来てください」と。

院長先生は病院の上の階に住んでいらっしゃるので、呼べば降りてきてくださるとのことでした。

りゅうの容体はかなり悪く、診療時間まで待っていられないほどだったので、朝早くにりゅうを抱えて動物病院へ向かいました。

ところが、呼んでも呼んでも先生がでてきれくれず……。大声で「○○せんせーい!!」と叫ぶ私を、りゅうはものすごくかわいらしい顔でじっと見つめていたと母に聞かされました。

私は先生を呼ぶのに必死だったので、りゅうが私を見てくれているのに気づきませんでした。

その後、突然、りゅうは意識を失い、そのまま二度と目を開けることはありませんでした。

と、ここまで書いて、やはり涙があふれます。

もう、今年で4年も経つというのにね。

愛犬の命日に供えた花

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愛犬のぬいぐるみに癒される母と娘

ミニピンのりゅうは、生前、ミニチュアピンシャーのぬいぐるみをお供にしていました。

例えば、こんな風に。

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自分の寝床に連れて行って、同じ格好でくつろいでいます(笑)

愛犬のぬいぐるみを手作りする

りゅうがまだ幼犬のころは、市販のぬいぐるみを買っていました。タオル地で作られたニンジンとかふわふわの真っ白いクマちゃんとかね。

そのうちに、妹がミニピンのぬいぐるみを作ってくれるようになったんです。

市販のぬいぐるみは、柔らかいワタが詰まっているものが多いですよね。りゅうは、ぬいぐるみを咥えて振り回したり、かじって中身をほじくりだしてしまっていました。

ふわふわのワタが口に入るのはよくないですし、取り上げようとすると、飲み込もうとすることもあったので、中身が出にくいぬいぐるみを妹が作ってくれたんです。

そんなわけで、我が家には、ミニピンもどきのぬいぐるみがあちこちに散らばっていました。

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ユリの切り花を長持ちさせる方法~ユリの花には毒性があります~

美しい大輪の花を咲かせてくれるユリ。ユリの花を切り花にして花瓶に生けると、部屋がパッと明るく華やかになります。

気温が上がってくる季節に咲く花。真っ白のユリの花の清々しさは、ずっと眺めていたくなるものです。

下の写真でユリの花と一緒に写っているのは、「墨田の花火」という風情のある名前のアジサイとハナビシソウ「ミルクメイド」です。

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ユリの切り花を長持ちさせる方法

ちょっとした手間をかけることで、ユリの切り花を長く楽しむことができます。

葯(やく)を取る

その作業とは、つぼみが開いたらすぐに、葯(やく)を取ってしまうことです。

花の中央にあるめしべの周りに、6本のおしべがあります。おしべの先端についている長細いのが葯(やく)です。

葯(やく)が取り去られると、ユリの花は受粉することができなくなります。植物は受粉して、種をつくります。種をつくるためにはパワーがいります。葯(やく)を取ってしまうと、種をつくるのに必要な力がいらないので、その分、花を長く咲かせることができるというわけです。

葯(やく)の取り方については、こちらの記事で詳しく説明していますので、どうぞご覧になってください。

葯(やく)を取らずに置いておくと、黄色い花粉が出てきます。花粉は花びらや花瓶の周りにも落ちてきます。繊維につくと黄色い染みになってしまうので、なるべく早めに処理しておくことをおすすめします。

切花延命剤を使う

花瓶に生けるときに切花延命剤を使うことで、ユリの花を長持ちさせることができます。

私が愛用している切花延命剤は、「キープフラワー」です。「キープフラワー」は、花瓶の水を腐りにくくしてくれるだけでなく、花に栄養を与えることもできるんです。

ユリの花が咲くのは、気温が高くなる季節です。気温が上がると、花瓶の中の水は腐敗しやすくなります。我が家では、愛犬に供える花や仏壇に置く花など、常に花を生けています。初夏から晩秋頃までは、必ず切花延命剤を使うようにしています。

切花延命剤を使うのと使わないのとでは、やはり、花を楽しめる期間が変わってきますよ。切花延命剤にも、いろんな種類がありますね。私は数種類、試してみました。今のところは「キープフラワー」で満足していますし、使い勝手もいいので、まとめ買いしています。

つぼみのうちに切り花にする

ユリの花がまだつぼみのうちに切って生けると、室内で長く楽しむことができます。

ユリの切り花が咲かない

「ユリの切花が咲かない」という声をたまに耳にすることがあります。「咲かないのは、つぼみがまだ緑色の硬いものだったからではないかなぁ?」と思うのですが、いかがでしょうか。

つぼみが小さすぎて、ふんわりとふくらむまでに弱ってしまったのではないかと思います。緑色のつぼみでも、お手入れしだいで花を咲かせることはできます。

お手入れの方法

  • 花瓶の内側をこすり洗いして、ヌルヌルしたものが残っていないようにする
  • 毎日水を入れ換えて、新鮮な状態に保っておく
  • 茎の先端をこまめにカットする
  • 切花延命剤を活用する

上記のようなお手入れをして、つぼみが大きくなるまで育てると花が咲きます。

緑色の硬いつぼみではなく、白くてふっくらしたつぼみを選んで生けておくと、花が咲かないということはまずないと思います。

つぼみが開いていく様子

下の写真をご覧ください。

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ユリのつぼみが3つあります。このつぼみが、翌日にはこんな風になりました。

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3つのつぼみのうち、2つが大きく開いています。そして、数時間後には、こうなりました。

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まだつぼみだった最後の1つも、開花しましたよ。白いつぼみは、思ったよりも早く開きます。

ユリの花びらの変化

開花直後から、花びらが散ってしまうまでのユリの変化です。

まず、開いたばかりの花を撮影したのがこちらの写真です。

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純白で、とてもきれいです。先に書いたとおり、花を長持ちさせるために葯(やく)を取っています。

この真っ白の花。時間が経つにつれて、花びらが透けてきます。

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こんな風に、かなり、透け透けになってしまいました。ここまでくると、花びらが1枚ずつ散っていきます。そして、最後はめしべだけが残ります。

ユリの花には毒性がある

ご存知ない方も多いと思うのですが、ユリはにとっては、とても危険な花なんです。

最近耳にして、ビックリしたお話があります。

ユリの花を部屋に飾っておいたら、飼い猫がつぼみをかじってしまい、命を落としたというのです。

他にも、ユリを生けていた花瓶の水をのんだだけで、猫が亡くなってしまったというケースもあるとか。花瓶の水だけでも命に関わるなんてね……。猫にとって、ユリがこれほど危険な植物だとはまったく知りませんでした。

愛猫家の方で、お花が大好きな方はたくさんいらっしゃいますよね。でも、花の毒性をすべて把握している方はどれほどいらっしゃるでしょうか。

この記事をご覧くださっているみなさま、身近に猫を飼っている方がいたら、ユリの花は危険だということをお伝えください。一度生けてしまったら、ずっと見張っていなければならないので、家に猫がいるなら、ユリは飾らないほうが安心ですね。

ユリの花粉の取り方と服についてしまったときの落とし方

【2016年7月17日更新】

この記事では、ユリの花粉の取り方と洋服に花粉がついてしまったときの落とし方について記載しています。

ユリの花粉の取り方

ユリの花粉で大事な洋服を汚さないためには、開花後すぐに、葯(やく)の部分を取り去ってしまうのが一番いい方法です。

つぼみが開くと同時に作業をする

つぼみが開きはじめたらすぐに、おしべの先端にある葯(やく)をすべて取ってしまいます。小学校の理科の時間に習いましたよね。中央に1本だけあるのがめしべ、めしべの周りに6本あるのがおしべです。

開花して時間が経つと、おしべの葯(やく)から黄色い花粉が出てきます。この黄色の粉っぽい花粉が服についてしまうと、ちょっと厄介なんです。

下の写真をごらんください。

開花直後のユリの花

花が開いてすぐに撮った写真です。開花直後のおしべの葯(やく)は、このように粉をふいていません。この状態のときなら、素手で触っても手に花粉がつくことはありませんし、服に触れても汚れません。。

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注射で犬を安楽死させるということ【二つの哀しい現実】

【2016年6月2日更新】

注射をして安楽死させる」

この文章には二つの意味があります。

一つは、誰にも飼ってもらえなかった保護犬を処分するという残酷な意味。もう一つは、家族の一員として愛され、たくさんの時間を共有した愛犬を楽にさせるための処置。

どちらも、とてもとても哀しくて辛いことです。

私は後者のほうを体験しました。ミニチュアピンシャーのりゅうを看取ったときのことです。りゅうが虹の橋に旅立ってから、4回目の夏を迎えようとしています。4年という月日が過ぎても、いまだにその日のことを思い出すと、胸が詰まって息苦しくなるのです。

昨日、犬の安楽死について、とても悲惨なニュースを目にしました。まずは、このお話から。

記事の後半に、動物病院で愛犬とお別れした日のことを書いています。

注射器

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