ミニピンがくれたトイプードルとのご縁

虹の橋に旅立ったミニピンのりゅうがトイプードルのクッキーちゃんとのご縁をつないでくれました。

ユリの花粉の取り方と服についてしまったときの落とし方

【2016年7月17日更新】

この記事では、ユリの花粉の取り方と洋服に花粉がついてしまったときの落とし方について記載しています。

ユリの花粉の取り方

ユリの花粉で大事な洋服を汚さないためには、開花後すぐに、葯(やく)の部分を取り去ってしまうのが一番いい方法です。

つぼみが開くと同時に作業をする

つぼみが開きはじめたらすぐに、おしべの先端にある葯(やく)をすべて取ってしまいます。小学校の理科の時間に習いましたよね。中央に1本だけあるのがめしべ、めしべの周りに6本あるのがおしべです。

開花して時間が経つと、おしべの葯(やく)から黄色い花粉が出てきます。この黄色の粉っぽい花粉が服についてしまうと、ちょっと厄介なんです。

下の写真をごらんください。

開花直後のユリの花

花が開いてすぐに撮った写真です。開花直後のおしべの葯(やく)は、このように粉をふいていません。この状態のときなら、素手で触っても手に花粉がつくことはありませんし、服に触れても汚れません。。

葯(やく)のところを指でつまんで、スッと上に引き抜くようにすると、簡単に取れます。

ほら、こんな風に。

ユリの花の葯(やく)

ですが、この状態で葯(やく)を取るのはなかなか難しいんです。ふと気づくと、すでに葯(やく)から黄色い花粉が出て、粉をふいてしまっている……。ということがほとんどです。

すでに花粉が出てきている場合

葯(やく)から黄色い花粉が出ているユリの花

ちょっとわかりにくいですが、上の写真のユリは、葯(やく)から黄色い花粉がたくさん出てきています。

こうなってしまうと、指でつまむと、指先が黄色く染まってしまいます。

そこで、ティッシュを用意します。黄色い花粉が手につかないように、ティッシュごしに葯(やく)を取っていきます。

まぁ、これが、ちょっと難しい作業なんです。どうしても、花粉が少し手についてしまうんですよね。

粉を拭いた状態で放っておくと、どんどん花粉が出てきて花びらにもつきます。すると、花の側を通っただけでも洋服に花粉がついてしまうことがあります。

こうなると、ちょっと大変です。ユリの花粉が服についてしまうと、なかなか落ちませんから。

ユリの花粉の落とし方

ユリの花粉が白い服についてしまって繊維が染まってしまった場合、普通に洗濯しても、きれいに落ちてくれないんですよねぇ。どうしても、黄色い染みが残ってしまいます。洗濯を繰り返しても、染みはきれいに落ちてくれません。

大事なことは、洋服の繊維が染まってしまう前に処理をするということです。

服についた黄色い花粉の処理

「あっ!花粉がついた」と気づいたとき、思わずやってしまいがちなのが、水にぬらしたティッシュやハンカチで、こすり落とそうとすることです。

これ、絶対にやっちゃダメです。

花粉に水分を含ませると、洋服の繊維に黄色い色素が染み込んでしまうんです。ユリの花粉に水分は厳禁と覚えておいてください。

では、どうすればいいのでしょうか?

そっと払い落とす

サラサラの花粉が服についていたら、そーっと、花粉を払い落とします。

手で払うと花粉のついた部分が広がってしまう可能性があるので、服の生地を持って、花粉に触れないように払い落とす感じです。

セロテープやガムテープで取る

次に、払い落とせなかった花粉はテープで取り去ります。

セロテープかガムテープを用意します。テープでペタペタと花粉を取っていくのですが、一度ペタッと貼り付けたら、次は、新しいきれいなテープを使います。そうしないと、せっかくテープにくっついた花粉がまた洋服に戻ってしまって、汚れの部分が広がりかねません。

除光液を使う

セロテープやガムテープでもきれいにならず、染みのようになってしまった場合は、除光液と綿棒を使います。

まず、汚れてもいい布を下に敷きます。綿棒に除光液を適量染み込ませたら、服の裏側からトントンと黄色い染みの部分を軽く叩いていきます。下に敷いた布に汚れを写しとるわけです。

染み抜きに除光液を使う際の注意点

ただし、ここで注意点がふたつあります。

ひとつは、アセトンが配合されている除光液を使うということです。

最近は、アセトンが爪にも身体にもあまりよくないらしいという情報が広まっているので、ノンアセトンの除光液を使っている方もいらっしゃると思います。

花粉の染み抜きをするときには、アセトンが入っている除光液を使ってください。

もうひとつは、衣類の生地です。

除光液を使って染み抜きをすると、生地が傷んでしまったり、変色してしまうなど、洋服が台無しになってしまうかのうせいがあるんです。

Tシャツのような普段着なら失敗してもどうってことないでしょうけど、高価なお品の場合は、安易に除光液を使わないほうがいいかもしれません。とくに、つるつるした生地はアセトンで生地が傷む確立が高いです。

クリーニング店に相談する

「大事なお洋服だし、失敗したら困るなぁ……」と思ったら、やはり、プロにお任せするのが安心です。

なるべく早く、クリーニング店に持って行ってきれいにしてもらってください。そのときに、「ユリの花粉で汚れました」と、一言説明しておくと適切に対応してくださるはずです。

花粉の落とし方のまとめ

  • 服の生地を持って、花粉を払い落とす
  • セロテープかガムテープで取る
  • 除光液で染み抜きをしてみる
  • クリーニング店で相談する

汚れたら困る高価な服を着ているときは、ユリの花に近づかないように気をつけるのがよさそうです。