ミニピンがくれたトイプードルとのご縁

虹の橋に旅立ったミニピンのりゅうがトイプードルのクッキーちゃんとのご縁をつないでくれました。

犬の散歩は涼しい時間に【夏のアスファルト】にご注意を

雑種のごん太を飼っていたころ、犬も熱中症になるということを知りませんでした。しかも、暑い季節は、アスファルトの地面がかなり熱を持っているのだということすら知らなかったんです。

無知のために、愛犬につらい思いをさせてしまったことがあります……。

散歩を嫌がる愛犬

ごん太はいつも、朝と晩に散歩に行っていました。たまに私が家にいるときは、昼間や夕方に、近くの堤防に行くこともあったんです。

何月だったかは忘れてしまったのですが、のある日のことでした。何も予定が入ってなかった私は、ごん太と一緒に川に行こうと思いました。川原は風が吹いていて、気持ちよく、私は上機嫌でした。

ところが、ごん太は……。

なぜか、歩くのを嫌がるのです。「ほら、行くよ」と言って、リードを引っ張ってもビクともしません。お散歩大好きのはずなのに。堤防に上がると、いつもなら、大喜びして走り出すようなワンコなのに。

暑そうに舌を出しているトイプードル

夏のアスファルトは犬を危険にさらす

堤防を走るのが大好きなごん太がまったく走ろうとせず、上の写真のワンコのように舌をベロンと出して、ハァハァハァと息苦しそうにしています。そして、ベンチの下にもぐろうとするのです。

「ごん太、どうしたん?」明らかに様子が変です。

しばらくごん太の様子を見ていて気づきました。暑すぎるんだ!と。

まったく、まぬけな飼い主です。人間にとっては心地よい気温でも、地面からの距離が短い犬にとっては、暑すぎる場合があるということを知らなかったのです。

「これは、お散歩どころじゃないぞ!」と、急いで家に帰りました。

夏に犬を散歩させる時間帯

アスファルトの熱さから守るために、抱っこしてあげたかったのですが、ごん太は、抱えられるということに慣れていない中型犬です。抱っこしようとしたところ、案の定、嫌がられました。

仕方なく、歩いて帰宅。家に着くとすぐに、ごん太に水を飲ませて、涼しい所で休ませました。幸い、このときは何事もなく済んだのでよかったのですが、もう少し気づくのが遅かったらどうなっていたか……。

ごん太にホースで水をかけて、身体を冷やしてあげたかったのですが、水をかぶるのが嫌いなワンコなんですね。なので、無理強いはせずに、足元だけに水をかけました。

家に入ると、ごん太はひんやりした廊下にベチャンと寝そべって休んでいました。しばらくすると、息遣いも落ち着いてきたので、私もホッと一息。あ~、危なかった。

犬が舌をベロンと出して、荒い息遣いをしていたら、熱中症の危険性があります。一刻も早く、身体を冷やしてあげなければいけません。対処が遅れると、命が危険にさらされることもあります。人間も犬も同じでなのですね。

この日、川に行ったのは午後2時ごろでした。今から思うと、ありえない時間帯です!

無知というのは、ほんとに恐ろしい。

涼しい時間に散歩させる

愛犬を熱中症から守るためには、朝や日暮れ時など、涼しい時間帯に散歩させることが重要です。

靴を履いて歩いている人間にはわかりにくいものですが、アスファルトの道路って、想像以上に熱いんですよね。

この時期、トイプードルのクッキーちゃんも、舌を出して暑そうにしていることがよくあります。クッキーちゃんが私の家に来るのは、大体夕方の6時半ごろです。この時間帯でもまだ、アスファルトは熱いのでしょう。

特に、身体が小さいトイプードルは、地面からの距離が短いです。足や腹部に、まともに熱が伝わります。

前にこんなことがありました。「地面が熱いのかな?」と言いながら、クッキーちゃんの飼い主さんが手のひらで地面を触ってみたんですね。そしたら、まだ結構熱くて。「これはキツイわ」という感じでした

抱っこしてると落ち着く

トイプードルのクッキーちゃんは、私の姿をみるやいなや、飛びついてきます。いつも、30分から1時間くらい抱っこしています。その間にハァハァハァという息遣いが落ち着いてきて、いつの間にか、舌もちゃんと口の中におさまっています。

トイプードルのような小型犬なら、抱っこをすることで熱を持った地面から離してあげることができますね。舌がベロンと出てしまっている状態のワンコを熱い地面に立たせておくのは危険です。

ワンコたちは、「暑いよぉ、苦しいよぉ」と言葉で伝えることができません。愛犬の様子におかしいところがないかどうか、よ~く見てあげないといけませんね。

散歩の時間帯は夜の7時を過ぎてからがベスト

今日も6時過ぎ頃にクッキーちゃんが来てくれました。今日はあまり風がなくて、夕方なのにまだまだスコーンと抜けるような青空でした。

他のワンコたちもやってきたのですが、大きいワンコはよだれをたらたら垂らしていました。やっぱり、暑いんですよね。ごん太もそうでしたが、身体が大きめの犬は、よだれの量が半端ないです。汗をかけない分、よだれがたくさん出ます。

クッキーちゃんも、ベロンと出した舌がなかなかおさまりませんでした。ようやく落ち着いたのが、7時を過ぎた頃です。

夏に犬を散歩させる時間帯は、夜の7時以降にしてあげると暑さから守ってあげられますね。

とはいっても、人間の都合もありますし、なにより、ワンコはお散歩の時間を身体で覚えているので、なかなか時間帯を変更するのって難しいこともありますけれど。