犬ってマッサージが大好きなんですね!近所のワンコも座り込んでしまいます
肩や背中を人にマッサージしてもらうと、硬くなっていた身体がほぐれて、気持ちよくなるものです。
これは、人間だけじゃなくて、犬も同じなんですねぇ。
茶色い雑種のごん太を飼っていた頃のことです。
ごん太をなででいたとき、私は無意識に背中をマッサージしてたんです。背骨に沿って、指で丁寧に押すような感じで。
さて、ごん太の反応は?
いつもなら、適当なところで、さりげなく立ち上がってどこかへ行ってしまうのですが、その日はいつまでも動きませんでした(笑)よほど気持ちよかったのでしょうか。
自宅で簡単に犬のマッサージができます
上の写真がごん太です。
ごん太の後足のところに人間の手が写っています。小指の短さからして、間違いなく、これは私の手ですね。
そして、ごん太の体勢から、マッサージ中だったと思われます。マッサージされて、ウトウト心地よくなっているところに、誰か(たぶん、妹)が突然カメラを向けたので、「ナヌッ!!」って感じの表情ですね。ちょっと、怒ってるみたい。
ピンボケでごめんやで。
夕食後はマッサージタイム
背中をマッサージしてもらうことの心地よさを知ったごん太は、夕食後に私のところへやってきて、背中を向けて座るようになりました。
「今日も背中を揉み揉みしておくれ」という、無言の催促です。
ここで、ちょっと飼い犬自慢をしたいと思います。
ごん太は、私が食べ終わるまで、じーっと待ってるんですね。自分はとっくに食べ終わってるんですけれど。私の食事が終わるまでは、うんともすんとも言わない。箸を置いたのを確認してから、すーっと側に寄ってきていました。お利口さんです。
話がそれました。
当時の私は、仕事で夜遅くなることが多くて、あまりごん太を構ってあげられなかったことが悔やまれます。彼氏や友達と外食することも多かったですし。マッサージして欲しいの、我慢してたのかも……。
犬のマッサージのやり方
私はどこかの教室に通ってマッサージのやり方を学んだわけではありません。まったくの自己流です。
母の肩を揉んだり、背中のツボ押しをしていたことがあるので、その要領で飼い犬たちの身体をメンテナンスしていました。
日ごろからマッサージをしていると、血の巡りがよくなりますし、ワンコたちの健康維持にも役立つはずです。何より、全身を手で触ることで、愛犬の身体の異常に気づきやすいという利点があります。
背骨に沿って上から下へツボ押しをする
まず、背骨の両側を上から下へと丁寧に押していきます。
ごん太のような中型犬なら両手を使って。ミニチュアピンシャーのりゅうのように小さい犬なら片手で行います。
力の入れ加減は、犬の身体の大きさに合わせて変えています。背中がカチコチになっているワンコなら、少し強めに。ワンコの反応をよく見ながら指圧します。
肩甲骨の周囲を指圧する
次は、肩甲骨の周りをほぐします。
手を犬の肩甲骨の内側(背骨に近い部分)に置き、肩甲骨の周りを外側に向かって指圧します。
首の後ろを優しく揉みほぐす
続いては、首のつけ根です。
ワンコの後頭部から首のつけ根まで、優しく揉みほぐします。頭に近い部分なので、あまり力を入れないほうがいいと思います。
足の指圧
最後に、足のマッサージです。つけ根から足先に向かって、軽く握るような感じで優しく行います。
私がまだ小さかった頃、母方の祖母がよく指圧をしてくれたんです。腕から手の先まで、じっくりと。愛情込めて。
この記憶が身体に染みついていて、祖母がしてくれたように、愛犬たちにも足の指圧をしていました。嫌がることなく、気持ちよさそうにしていましたよ。ワンコの足にも疲労がたまるのかも。
終わりの合図
一通り終わったら、「はい、おしまい!」と言って、背中をポンポンと叩いて合図を送っていました。
が。
「まだ足りない……」という日には、チロンと横目で私の顔を見ては、「もうちょっと、やっておくれよぉ」と訴えていました。
高齢犬は疲れている
犬も10歳を超えると、身体がしんどくなってくるのでしょうね。高齢の犬ほど、長めのマッサージを好みます。
近所に住んでいる高齢の方たちは、毎日のように整骨院に通っていらっしゃいます。ワンコも同じなんだなぁと、ごん太の様子を思い出しながら、しみじみ思います。
後ほど、続きを書きます。