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ミニピンがくれたトイプードルとのご縁

虹の橋に旅立ったミニピンのりゅうがトイプードルのクッキーちゃんとのご縁をつないでくれました。

冬なのに外につながれていたミニピンが凍死した話

ミニチュアピンシャー

ミニピンという犬種は、とっても寒がりです。

犬は喜び庭駆け回り~

という歌の歌詞がまったく当てはまらないのがミニチュアピンシャーですよね。

寒さに弱い性質のワンコを真冬に外でつないでおいたらどうなったか……。

というお話をしたいと思います。悲しいお話なので、苦手な方は読まないでください。

これは我が家の愛犬、りゅうにも関係しているお話です。

半纏にくるまっているミニチュアピンシャーのりゅう

上の写真は、亡き愛犬りゅうです。ある冬の日に撮影したものです。

私が愛用していた半纏にくるまって暖をとっております。この半纏は、りゅうに取られてしまいました。家の中にいても、こんな風に毛布などの暖かそうな布にくるまるほど寒さに弱いです。

寒さに弱い犬もいる

ミニチュアピンシャーは短毛です。お腹のあたりは地肌が見えている感じで、いかにも寒そうです。ちょっと気温が下がると、ブルブルと震えだすほどです。

犬の様子をよく見ていれば、寒さに弱い犬種だというのはすぐにわかりそうなものですよね。ですが、人の思い込みとは怖いものです。

先に引用した、『雪』という童謡の歌詞ように、犬は雪が降ったら喜んで走り回るものだと思い込んでいる方もいらっしゃるわけですよ。

2匹のミニピンが真冬の寒さに身をさらすハメになったのは、人間の無知が原因でした。

ミニピンは冬が苦手

冬になると雪が積もるくらいに寒さが厳しい街。その街に一軒家がありました。その家では2匹のミニチュアピンシャーが飼われていました。オスとメスが一匹ずつです。

飼い主さんは年配の女性でした。

ある冬のことです。その日は気温が低く、雪も降っていました。2匹のミニピンは、家の外に置かれた犬小屋につながれています。

雪の降る中、温かい服を着せるでもなく、つながれています。

ミニピンを飼っているみなさま、想像してみてください。このワンコたちがどれほど寒がっていたか……。家の中でも震えるほどの犬がですよ、雪が降っているのに外でつながれているのです。

真冬に外につながれて凍死したオスと生き残ったメス

「ワンワンッ!」と必死でおばあさんを呼んでいたのでしょうか。それとも、「寒い、寒いよぉ……クゥ~ン……」と大きな声を出して吠える気力もなくなっていたのでしょうか。

飼い主のおばあさんは、愛犬たちが寒さに震えて、死にそうになっていることにまったく気づきませんでした。

「犬は外につないでおくものだ」という考え方が当たり前の時代に生きていた人だから、ミニピンはポチとは違うということなど思いもしなかったのでしょうね。

そりゃあ柴犬なら、雪の中でも平気ですよ。喜んで走り回りもしますよ。この写真のようにね。

雪の中で遊ぶ柴犬

でも、ミニピンにそれを望むのは無理というものです。

ミニピンは寒さに弱いということを知らなかった飼い主さんは、「犬だから大丈夫だろう」と考えて、外につなぎっぱなしにしてしまったのですね。

そしてどうなったのか。

かわいそうに、オスのほうは凍死してしまいました。メスのほうはなんとか生き残ることができました。「死んでたまるか!」って、気力を振り絞って寒さに耐えていたのでしょうか。

あんなに小さいか細い体で、どんなに辛かっただろう……。よく頑張ったよね。すごいね、ほんとに。

強いミニチュアピンシャー

雪が積もるほどの寒さに耐えて生き残ったメスのミニチュアピンシャー。このワンコは「すず」という名前でした。色はレッド、小柄なワンコです。

しばらくして、飼い主のおばあさんはこの家を売ることにしました。買い手に向けた条件がひとつだけありました。

それは、家と一緒にミニピンのすずちゃんも引き取ってくれることです。

ある夫婦がこの家を買うことになり、すずちゃんはその夫婦に飼われることになりました。

その後、すずちゃんはブラックタンのオスのミニピンとお見合いをして、子供を授かります。

2度目の出産で産まれた3匹の子犬は、すべてブラックタンでした。オスが2匹とメスが1匹です。

りゅうの母犬

すずちゃんの新しい飼い主さん夫婦は、この3匹の子犬たちを育ててくれる人を探しました。この夫婦の家には、既に犬や猫がたくさんいたので、子犬たちは知り合いにもらって欲しいと考えていたのです。

「ミニピンの赤ちゃんが生まれたから、もらってくれませんか?」と、そのご主人が私の母に尋ねました。その方と母は、会社の同僚だったのです。

最初に飼っていた雑種犬のごん太が亡くなったばかりだったので、母も私もずっと断っていたんですね。「もう、あんな哀しい思いはしたくない」、「もし、また犬を飼うとしても、ごん太のような雑種がいい」って。

何度断っても聞き入れてくれず、半ば強引にミニピンの赤ちゃんが我が家にやってくることになりました。

その赤ちゃん犬が、我が家の愛犬りゅうです。

そう、りゅうのお母さんは凍えるような寒さに耐えて生き残った、とっても強いワンコなのです。りゅうには絶対に無理ですけどね。雪の中で耐え抜くなんてことは。

それにしても、生き物って、オスよりもメスのほうが強いんですかねぇ。

カマキリなんかはメスがオスを食べちゃいますし。

人間も女性のほうが強いような……(笑)